発色がよく機能性が高い
日本国内でトロピカル生地とは2種類存在しています。
1つは春夏向けの衣類で使用されるものです。
ポリエステルとウールを混紡した生地が主流ですが、
ポリエステルとウールの配合は製造している企業により異なります。
もともとはウール100パーセントでしたが、日本国内では
ポリエステルをメインとした生地となっているのも特徴の一つです。
衣類で使用する場合、夏用のスーツをはじめ作業着などで使われています。
また、夏向けの薄手のウェア全般で使用されることも少なくありません。
対して、ポリエステル100パーセントを使用して作られている
のぼり旗などの宣伝媒体などもあります。
布製品ではありますがウールを一切使用していないこと、
のぼり旗などで使用する場合は発色がよく文字や画像を魅力的に見せるところ、
耐久性がほかの生地よりも高いところが特徴です。
衣類同様機能性が高いことは事実ですが、使い方により長期間使用できる宣伝媒体となります。
曲げたときにもきれいに文字や絵が見えるようになっていることなども踏まえて、
風などが吹いても宣伝をすることができるのがポイントです。
宣伝で使用する場合は事前によく確認したうえで使用してください。
宣伝でも上質な手触りや通気性
トロピカル生地は非常に夏と相性のいい生地と知られていますが、中でも特徴的なのが軽いことです。
細い糸で緻密に織ることで、空気がよく通って通気性がよく軽いため、夏暑いときに着ていてもストレスが少ないといいます。
手触りはさらさらしており、吸湿性にも優れているのが特徴の一つです。
なめらかで上品な風合いに仕上がることから、衣類ではスーツやワンピースなどで使用されることが多いといいます。
のぼり旗や布ポスターなどの場合、屋外に設置していても通気性・吸湿性に優れていることから
梅雨時期の湿気が多いときや、真夏の夕立が来た時しまう前に少々の雨にぬれても問題ないというのが定説です。
蒸し暑いときに設置していてもからりと乾いている五月晴れの天気の下で掲げられているように、
ぴんとして風になびくきれいな旗となっています。
宣伝効果が高いことから利用している企業は多く、伸縮性が高いことから利便性が高いという意見も多いです。
曲げていてもしっかり宣伝文句やイラストが多くの人の目に留まるようになっており、
魅力的と感じている企業担当者も多いといいます。
伸縮性が高くハリやなめらかさがあるため、布ポスターや旗などを利用して
高級感ある商品の宣伝に使用している企業も少なくないです。